ホーム

もちょこい研究所

もちょこい村の動物たちの研究の様子を覗いてみましょう。

2018.09.26

第三回 水野染工場さんについて 

『もちょからの御願い』

手ぬぐいを染めてくれる会社を探したのですが、
その際に、もちょからの御願いがありました。

それは、染めている現場を取材したい。
お話を伺いたいということ。

これは、どんな人が作ってくれたのか、
どうやって作られたのか、を皆さんに知ってもらい、
安心して使える手ぬぐいにしたくての
お願いでした。

こんなお願いに、快く応えてくださったのが、
北海道旭川市で明治40年から創業の
㈱水野染工場さんです。


もちょで十勝柄の手ぬぐいのデザインをつくり、
水野染工場の、担当の前田さんにデザインを送ります。

前田さんに、手染めでできる限界の線の細さや、
色の出かたなどを確認していただき、
私たちの目指すデザインに、近づくよう
指示をいただきます。

もちょと、水野染工場さんとのやり取りは、
何度となく繰り返されました。

今回の染めの方法が、手捺染という方法になります。

型に染料をのせ、スキージーという大きな定規のようなヘラで染めます。

手で染めるので、あまり細かい柄になると、線と線が潰れてくっつい
つぶれてしまうので、線には、2ミリ以上の幅が必要だそうです。

それを踏まえて、シュッと細くなって消える線のデザインを
あえて使いたい場合は、職人さんの腕を信じてのおまかせになります。

↑シュッと消えている線。

クロテンちゃんのデザインは、手書きを意識した、デザインです。
シュッと消える線や、ところどころぶれたような手書きの線を

活かしたいので、そこは、職人さんの手にゆだねる形になります。
これは、まさに、
「もちょこいの もちょこくないの。×水野染工場」といっても、過言ではありません。

水野さんと、データーやメールのやり取りで、
その仕事の向き合い方、誠実さを実感しておりましたし、
サンプルなども見せてもらっていたので、信用のおける
染め屋さんだと確信しておりましたので、
安心して手ぬぐいのデザインをお渡しいたしました。

次回 工場潜入 1日目
第四回 旭川出張 前編

TOPへもどる